古書ノーボのブログ

本や店の話。

2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

トンカ書店さんの話 その5

前回で自分の個人的なトンカ書店さんの話はほとんど済んでいる。残るは実際貰ってきたものを写真で振り返ることぐらいである。最後にもう一度繰り返すと、ここではあくまで個人的なトンカ書店さんについての思い出を述べてきただけなので、事実関係は確かで…

トンカ書店さんの話 その4

初めてトンカ書店さんに入った時のことは一応覚えている。他の店と同じように入口の均一棚を見、店内に入って正面の棚から右手の方へ見進めていった。コミックのあたりが特に興味を引いたのも覚えている。ただ、その時買ったものを覚えていないということは…

トンカ書店さんの話 その3

みずのわ出版から出た出版物と言えば「 spin 」(スピン)が印象にあるけれども、それより少し小さな判型・作りは同じで2006年12月に出たのが「神戸の古本力」という本である。 神戸の古本力 作者: 林哲夫,高橋輝次,北村知之 出版社: みずのわ出版 発…

トンカ書店さんの話 その2

街を歩いていてふと古本屋を見つけて入る、というのは至って理想的な形だが、残念ながらそうしたことは減る傾向にあるのではないか。最近来店されたお客さんとトンカ書店さんの話になり、その方は道を歩いていて偶然あの二階の窓に飾られていた懐かしい絵本…

トンカ書店さんの話 その1

12月20日でトンカ書店さんが今の場所から移転されるので、個人的な思い出をその前に書いておきたい。ご本人に確認することはしないつもりなので、事実関係は保証しない。 まず学生の頃、中島らもの『西方冗土 カンサイ帝国の栄光と衰退』を読んでいたこ…